本映画の備忘録

本や映画の感想など書いていきます。
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小説「東京ダンジョン」感想

東京ダンジョン
東京ダンジョン
PHP研究所

内容(「BOOK」データベースより)

地下鉄の新線開業を間近に控えたある日、保線作業員の的場哲也は、勤務中にトンネルの中で怪しげな人影を見つける。またインターネット上でも、東京の地下に「地底人」が出現するという噂が飛び交っていた。そんな中、的場は母から、弟の洋次が鬼童征夫なる経済学者が主宰する怪しげな勉強会に通っていると相談を受ける。事情を探るために鬼童の講演会に出かけた的場は、そこで意外な人物を見かけるのだが。「東京の地下を支配した」と宣言する、テロリストたちの意外な目的とは何か?複雑怪奇な地下迷宮(ダンジョン)と化した東京の地下を舞台に、クライシス小説の旗手が描く、緊迫のサスペンス。




サスペンスというよりは、誰しもが知っている身近な話題について現在の日本のあり方に対する疑問を投げかけてくれます。


理不尽なことが多く日々の暮らしに追われながら社会に生きる我々現代人は、少し足を止めて社会というものを考えてみるといいかもしれませんね。


インターネットの普及により知識の入手は容易になった反面、一つの問題に対して時間をかけて考えるという機会は減っているのかもしれないですね。